天猫(Tmall)とは

越境EC

天猫(Tmall)は、Alibabaグループが運営するBtoCプラットフォームです。同じくAlibabaが運営する淘宝网のCtoCに対するBtoCのショッピングモールという位置づけです。
淘宝网の「何でもある、無いものは無い」というコンセプトに対し、天猫(Tmal)のコンセプトは「偽物は存在しない、本物しか取り扱わない」となっています。

そのため、出店登録には中国国内での商標登録が前提となります。その上で、保証金を必要とします。ここでの保証金は、購入ユーザーに被害が出た際の補償に充当されるものです。特に問題を生じることなく閉店に至る際は返金されるとなっています。

また購入ユーザー保障に関する、さまざまな規定も存在しています。
たとえば7日間の無条件返品返金保証などです。

出店自体に高いハードルが設けられていますが、裏を返せば、出店するだけで購入ユーザーの信頼を得ることができます。
つまり、十分なメリットが出店側にも見込めるということです。
実際、サマンサタバサは海外EC進出の第一歩を天猫に定めました。

(2015.05.27に配信されたNEWS)
サマンサタバサが海外ECに進出、アリババグループの「天猫」へ6/18に出店

サマンサタバサ
2015年6月18日、日本の人気女性バッグブランドのSamantha Thavasaと上海の宝尊電商が協業し、天猫(T-Mall)にSamantha Thavasa天猫旗艦店を出店しました。Samantha Thavasaは1996年に東京で誕生したブランドで、スタイルは可愛らしく、仕事用にも使える実用性を兼ね備えいます。日本の若い女性の中で影響力を持ち、「日本のシャネル」とも呼ばれています。
今まで、Samantha Thavasaは日本にしかショッピングサイトがありませんでした。今回、天猫(T-Mall)に旗艦店を出店したので、初めての海外進出となります。目的としては、中国におけるブランドの知名度向上、中国消費者により簡単に購買ルートを提供し、さらに訪日観光客を誘致する狙いです。天猫(T-Mall)旗艦店はSamantha Thavasaにとって、主要な店舗の一つとなり、中国市場の開拓を加速させていきます。

 

 

また、2013年9月に天猫Tmallが越境型ECとして開始したサービスが「天猫国際(Tmallグローバル)」です。天猫国際では日本法人でも出店が可能となります。
人気の日本製品は天猫でも売上が見込める商品です。
モール側も出店誘致に真剣に取り組んでいますし、現在最も注力されている部分です。