京東JD.com(ジンドン)とは

越境EC

京東JD.com(ジンドン)は、中国で360buyを経営していた劉強東が設立したBtoCプラットフォームです。家電・PC・家具・衣類・食品・書籍などの商品をネット販売するamazonに似たショッピングモールとなっています。
日本の「Amazon.co.jp」と同じように、運営している京東(ジンドン)が取り扱う商品を販売する一方、マーケットプレイスモデルも展開し、海外企業が出店して販売できるようになっています。また、ジンドンの中国国内の物流サービスを出店者が利用できるサービスもあわせて提供され、この点でもアマゾンFBAに似たサービスとなっています。

2014年3月にテンセントが京東の株式15%を取得し同年5月にナスダック上場を果たしてからは更に急激に成長、2015年第一四半期の中国国内シェアを56.3%占め、天猫を抜き中国BtoCの第一人者に躍り出ました。

2015年6月には「京東全球購(JD Worldwide)」において、日本製品専門サイト「日本館」を開設しました。2014年に「JD.com」で販売された日本製品の販売総額は80億元(約1569億円)超になるなど、日本商品が中国国内で人気なことから、日本のEC事業者が中国で販売できるプラットフォームを提供することで、日本のEC事業者の出店を集め、売上拡大につなげていこうということが京東からリリースされました。
今現在、一番勢いのあるショッピングモールといえるでしょう。